2013年3月27日水曜日

卒業式

 315日(金)、大学21名、短大11名の計32名の留学生が晴れの日を迎え、巣立ちました。 
     
 この喜びを自分の目で確かめたいという気持ちで遠方から日本にやってきたご家族の方々に心からお祝い申し上げます。そして、留学生のために卒業式に出席していただき、ご自分の着物を留学生に着せていただいた日本の方々に厚くお礼申し上げます。

 単位の修得や卒業論文の完成など様々な困難を克服し門出の日を迎えられる留学生の皆さん、本当におめでとうございます!本学の教育精神を受け継いで、胸を張って、自信をもって立派な社会人になってください。ご活躍をお祈りいたします        
                                                          
 

2013年3月26日火曜日

国際交流学習

38()ミャンマー、ベトナム、中国、スリランカ、フィリピンの5カ国の留学生の代表が、静岡市内の中学校の3年生の国際交流学習授業で外国人講師を務めました。
全体会で母国語による自己紹介のリレーをしました。色んな国の言語を耳にして、生徒から歓声と拍手が起こりたいへん盛り上がりました。続きまして生徒参加の国旗あたるゲームが行われ会場は賑わっていました。講師たちにそれぞれ会場の中学生が母国に行った時体験してほしいことを紹介していただき、全体会を終えました。

全体会でみんなと言語を楽しむ
母国語リレーで笑い声と拍手が絶えない
全体会の後、グループに分かれて分科会が行われ、遊び、言語、文化、教育、環境、人権など様々なテーマを巡って討論が行われ、国際理解を深めました。

フィリピンの講義では、資料や道具を使ってフィリピンの遊びや言語を分かりやすく紹介していただき、チャイニーズガルテル(ゴムとび)を学生にも体験していただき活気のある授業になりました。

        
             フィリピンのあいさつ   フィリピンの遊びチャイニーズガルテルに挑戦

ミャンマーの講義では、文化を中心に話が進められ、日本と比較しながら意見を交換し合いました。民族衣装ロンジの紹介で中学生にもロンジに来ていただき、ミャンマーについての理解を深めました。

         
                      ミャンマーのロンジの説明に耳を傾ける中学生たち

ベトナムの講義では、教育をテーマにしてベトナムの学校の様子を紹介していただき、日本との違いや教育問題について話し合いました。学生たちからたくさんの質問があり、活発な討論が行われました。
 
       
               ベトナムの学校の様子を紹介し質問に答えるトゥエンさん
         
 スリランカの講義では、スリランカの環境や自然について紹介し、学生や先生方の様々な質問に丁寧に答えました。そして長く続いた内戦で周りの人々が深く傷ついたことも語っていただきました。

         
               スリランカの環境や自然を紹介するティリニさん

中国の講義では、漢字の意味の違いを紹介したり人権問題や憲法などについて意見を交わしたりして、互いに考えを知り多角化な視点で、物事をとらえて理解を深めました。

          
                人権&憲法などについて意見を交わす

どの国の講義でも、写真や資料などを使用しながら、より分かりやすく説明できるように工夫され、たいへん良い交流ができました。

今回の学習に参加していただいた学生たちからたくさんの感想が寄せられたので、紹介させていただきます。

フィリピン

フィリピンの遊びが色々知れて良かった。チャイニーズガルテルはやるほうも見てる人も楽しめて面白かった。もっと多人数で競い合いながらやってみたい。………多くのことが知れてとてもよかった。
フィリピンと日本では、学校の授業での生徒の様子も違うと聞いて驚いた。私たちもフィリピンの生徒のように積極的に授業をしたいと思った。
フィリピンの子供は日本の子供よりも積極的だと言っていたので、私も、分からない時は「分かりません。」と、声を出せるようにしたいと思いました。

ミャンマー

ミャンマーと日本の違いやミャンマーの文化などミャンマーのことについてたくさん知れてとても良かったです。………………大人になったらミャンマーに旅行しに行きたいなと思いました。
お茶の葉っぱを食べることとか、「タナカ」という化粧品があると知って、びっくりした。あと、気温がミャンマーのほうが高いということで、ミャンマー特有の衣装を見ることができて良かった。物価とか、日本とミャンマーの違いもたくさん知れてよかった。

ベトナム

ベトナムの子たちは勉強をとても熱心にやっていてすごいと思いました。日本と似ている所もたくさんあったし、私が大好きな生春巻きがベトナムの料理だということがわかったし、ベトナムのことをたくさん知れたので、さらに興味がわき、もっと知りたくなりました。
ベトナムでは、日本に比べ意見をはっきり言える人が多いのでいじめが少ないと言っていました。トウエンさんの話から意見をはっきり言うことの大切さを学びました。
…………ベトナムと日本の様々な違い、共通点を見つけられて良かったです。

スリランカ

初めてスリランカの国の方やその他の国の方の話を聞くことができてとても楽しかったです。…………スリランカはとても日本に似ていると思いました。傘も日本のものみたいだし仏教だったのでびっくりしました。そして景色がとてもきれいでいい所だなと思いました。ぜひ将来行ってみたいと思いました。
スリランカは2年前まで国内戦争がありティリニさんの知っている人達も殺されてしまったと言っていました。ティリニさんが日本は幸せだと言っていました。私は日本にいて平和で幸せだなとはあまり思っていなかったけど国内で戦争がないことはすごく幸せなことだとあらためて思いました。

中国

中国と日本は「漢字」を使っているけれど、それぞれ意味が違い、例えば日本の「手紙」は中国では「トイレットペーパー」を意味する言葉で同じ「手紙」という漢字でも全く意味が違うので、日本と中国は似たところもあれば異なることもあると分かりました。…………中国語は日本語と似てると思ったけど読み方が違うのがあり面白かったです。

今回の国際交流学習でお世話になっているEGG異文化教室のスタッフの方々、中学校の先生方、本当にありがとうございました。
 

    

2013年3月25日月曜日

ふじのくに留学生親善大使の活動 ~春節・新年会~ 

 日中両国の友好の発展を願い、中国の旧正月・春節を祝う「春節・新年会」217日(日)に静岡市で開かれ、本学の留学生親善大使と日本人学生による琴の演奏を披露し来場者を魅了しました。


調弦する間に親善大使のチョウさんが筝の紹介した後、みんなに親しみのある曲を演奏してもらい来場者に曲に合わせて歌っていただきました。そしてクイズゲームを行い、会場は楽しい雰囲気に包まれていました。
  会場には中国大使夫人も来場し、協会員や留学生など約90人が参加しました。来場者は本学の留学生とみんなで協力して作った水餃子を美味しくいただきながら和やかな雰囲気の中、交流を深めることができました