2015年5月28日木曜日

書道作品展が開催されました。

51日(金)から11日(月)まで、静岡県教育会館で本学の留学生の書道作品展が開催されました。書道の沓名先生からの製作から出展までの様子のご投稿をご紹介いたします。

 静岡市の中心部、セノバの目の前にある静岡県教育会館の展示ギャラリーにおいて、5月1日(金)から11日(月)まで、(朝8時半〜夜8時)「静岡英和学院大学書道作品展」は開催された。静岡県教育会館は、静岡県内の教員や教育関係者、教育事業団体の互助機関であり、本学の展覧会の開催にあたっては、関係諸団体のご協力をいただいた。
 

 本展覧会の出品作品は、4月22日、23日の午後0時半から3時に、留学生を中心に約20点の作品が制作された。留学生センターの机に長い下敷きを3枚敷き、盛況時には一気に6人が同時に筆を振るって力作を仕上げた。清書を仕上げる前には練習として何枚か書くのだが、みんな一種類の課題を書くだけでは納得がいかないらしく、各々の気持ちが一番乗った言葉を探しながら、何種類も書いてみる。心に映っている気持ちをどう言葉に表現していいのか悩んで、私や周りの人に熱心に聞く姿はとても印象的であった。
 
 
20種類もの綺麗な料紙と呼ばれる書道用紙を選んで書いてみると、また印象が変わってくる。その変化を楽しみながら、最後は近くにいる友人らと相談して、自身の納得のいくものに仕上げるとネームプレートに名前を記す。ホッと一息ついて立ち上がると、少し照れ臭そうにしてみんな帰っていった。きっとやり遂げた満足感で顔がほころんだのであろう。
 
 制作された作品は、裏に紙を貼って綺麗に見せる裏打ちと、色紙サイズにカットする工程を行った後、「たとう」と呼ばれる額に収め、展示の時を迎えた。

 展覧会前日、午後5時頃から8時頃にかけて搬入と展示作業を行った。展示には静岡大学書道専攻の学生らの協力をいただき、一つ一つ壁にかけていった。駿府城の石垣に囲まれ、趣のある静岡県教育会館に夜のダウンライトが灯ると、作品が一層美しく映え、作品制作にかけた情熱とひたむきな姿が浮かび上がるようであった。
 


 多くの来館者にご観覧いただき、皆様から温かいお言葉を頂戴した。特に、夢や希望を書いたものは留学生ならではの心情が映り、ご好評をいただいた。

 本展覧会の開催にあたっては、本学留学生センター、静岡県教育会館様、静岡大学、および関係各位のご支援とご厚情に感謝いたします。ありがとうございました。

 

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