9月に浙江省の大学に派遣した第一期短期留学生ヤマシタさんの体験談をご紹介いたします。
私は、9月15日から28日の二週間を静岡県が主催する「中国短期留学」に参加させていただきました。中国語を余り知らないので不安もありましたが、実際は浙江工商大学の先生方や学生さんが日本語でサポートしてくれるので何の不自由もありませんでした。
県の職員さん2名と大学生6名で静岡空港から上海空港に着くと、そこには大学から専用のバスが迎えにきておりました。夜中にゲストハウスに着き、それぞれ用意された個室に落ち着く事になりました。広い部屋にダブルベット、TVや冷房も設備され日本と同じように網戸もついていました。
中国の大学が、とにかく広いのには驚きました。学生が35,000人いるそうですが、法律に定められて全員が寮生活を送っているそうです。その寮は道を挟んで両側にそびえ立ち、視野全体を覆っています。1階が店舗になっていて食べ物関係の店、クリーニング店、美容院、文具店とあらゆる種類の店が学生で賑わっています。授業が終わると6人で買い物をするのが私達の楽しみでした。
中国のケーキ
ケーキが食べたい……12元で購入!ちょっと食べかけてから、パチリ…
中国のお茶は砂糖入りで甘い
又、学生食堂には多くの種類の食べ物が並べられて、私達は自分でそれを選び学生カードで支払います。日本円にすると100円以内で朝食は足ります。大体朝、昼、夕合わせても200~300 円でお腹一杯になりました。
授業は日本語学院の建物の中で、午前中は中国語を学び午後はお茶や料理、太極拳等中国の文化に触れました。いずれも日本語で教えて下さったので日本にいるような安心感がありました。
その上、現地の大学生はとても親切で日本人に好意的です。私達を色んな所に連れて行ってくれて、若い人達はすぐ友達になりメールアドレスや手紙の交換等をしていました。そこには中国と日本の壁もなくとても微笑ましい光景でした。
今年世界文化遺産に登録された西湖。現地の大学生が連れて行ってくれました。とても広い湖です。
西湖の入り口
それから、中国の大学生は厳しい競争の中で猛勉学に励んでいました。九月から新学期が始まり新入生の軍事訓練が目に入り、異国にいる事を感じました。日本にいてはこんな事想像も出来ないことです。
私たち6人も海軍の制服をゲットしました。
日本の音楽が懐かしい?! 彼女達は踊り出しました。
日本に帰ったら、この感動を伝えると同時に若い人達に是非短期留学に参加して欲しいと、強い願いを持ってこれを書きました。良い経験をすることはとても貴重な事だと思います。
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